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整形外科外来

前十字靭帯損傷について

ここでは、スポーツに伴う膝前十字靱帯損傷に対し、当院で施行している前十字靭帯再建術について、手術の概要を質問形式で説明します。

質問1:膝関節前十字靱帯(ACL)とは?

答え1:ACL(エーシーエル:英語のAnterior Cruciate Ligamentの頭文字)は膝関節のほぼ中心にあって、大腿骨(だいたいこつ:ふとももの骨)に対して脛骨(けいこつ:すねの骨)が前にずれないように押さえています。また、膝にひねりが加わった時にも、膝がずれないように支える役目があります(下図)。この靱帯の損傷は、急な方向転換やジャンプと着地を繰り返す競技(バスケットボール、サッカー、バレーボール、ハンドボールなど)で起こりやすいです。ACLが切れると、急な方向転換やジャンプの着地の時に膝がガクッとずれる、いわゆる「膝くずれ」が起きて、膝が頼りない感じになります。

前十字靭帯

質問2:治療にはどんな方法がありますか?

答え2:初めてけがをした場合には、松葉杖や靱帯損傷用のサポーター(ACL用の装具が必要です)を使用して治療していきます。3~4週間すると、痛みが引いて日常生活に戻れます。日常生活やスポーツで膝の不安定感、膝くずれなどの症状がない場合は、落ちた筋力を回復するトレーニングをしていきます。膝の不安定感が残る場合には、手術を検討します。何度も膝くずれを繰り返していると膝関節が痛み、将来的に変形性膝関節症(膝の軟骨や半月板などのクッションがすり減り、骨の変形や痛みを生じる病気)の原因となります。特に競技レベルのスポーツに復帰を希望する人は、まず手術をして靱帯を治してから復帰することをお勧めします。靱帯のみ痛んでいる患者さまのスポーツ復帰率は約8割以上ですが、半月板や関節軟骨がすでに傷んでいる患者さまの復帰率は低下します。

前十字靭帯

質問3:手術はどうしてもしなくてはいけないのでしょうか?

答え3:ACL損傷患者さんの中で手術が必要なのは、スポーツへの復帰を希望する患者さんと半月板損傷が合併している患者さんです。MRI検査で半月板が損傷されておらず、かつスポーツへ復帰する必要のない方は、一度日常生活に復帰して下さい。その時点で、膝くずれや不安感などのために自分の希望する生活を維持できない場合(仕事に支障がでる、趣味が楽しめない)には、靭帯再建術を行うことをお勧めします。

質問4:筋肉を鍛えれば手術せずにすみますか?

答え4:靱帯と筋肉は役割が違うので、筋肉を鍛えただけでは膝くずれを100%止めることは出来ません。ただし、怪我をしたために落ちた筋力を回復するトレーニングは非常に重要ですし、ACLが機能していても筋力低下が原因で膝くずれを起こすことがあります。したがって筋力強化は極めて大切ですが、筋力だけで靱帯の機能を完全に補うことは出来ません。

質問5:手術はどの様にするのでしょうか?

答え5:関節鏡という鉛筆の先くらいの細いものを使用して行います。膝の内側の腱(ハムストリング腱)と膝の前面の腱(骨付き膝蓋腱)、を使用する方法があります。ハムストリング腱を用いても膝蓋腱を用いてもどちらも良好な術後成績が得られることが分かっています(前十字靭帯損傷診療ガイドライン2019)。ハムストリングを使用すると術後早期の膝屈曲筋力が低下しやすく、また膝蓋腱を用いると術後に膝前面痛や正座をした時の痛みが発生しやすいと言われています。当院では主にハムストリング腱を使用しており、膝から少し下に4㎝程の小切開を行います。損傷靱帯の状態によって、1本ないし2本の再建靱帯を通し、スクリューや金属の留め具を用いて再建靱帯を固定します。再建靱帯の長さが足りない場合には人工靱帯を用いて補強します。

前十字靭帯

質問6:術後のリハビリはどう進めるのでしょうか?

答え6:入院中は、理学療法士と一緒に手術した膝のリハビリテーションを行います。また健側の筋力強化トレーニングも行います。退院後は当院もしくは自宅の近所の病院でリハビリを行っていきます。術後6か月程度でスポーツ復帰を目指してリハビリをすすめていきます(表1)。その経過の目安は表1のようなものです。ただし表1に示したのはあくまでも目標で、筋力、可動域、腫れ、痛みなどの状態により、経過は個人個人で違ってきます。

リハビリ室①リハビリ室②

質問7:入院期間は何日でしょうか?

答え7:入院期間は通常は7日間、最短は4日間(入院→手術→術後2日目に松葉杖で退院)です。ACL損傷は比較的若い患者さまが多いため、当院では仕事・学校の事情を考慮して患者さまの希望に合わせて入院期間を決めていきます。特に早めの退院を希望されない場合は、7日間の入院となります。半分程度の患者さまが松葉杖を使用して退院します。

リハビリ

質問8:学校や仕事にはいつから戻れますか?

答え8:学校やデスクワークの仕事であれば、術後1-2週間で復帰が可能です。営業職で長い距離を歩く、重たいものを運ぶ、自動車の運転をする、長時間の立ち仕事などの場合、その程度により術後1ヶ月から3か月で復帰が可能となります。

質問9:スポーツへの復帰はいつ頃からできますか?

答え9:競技種目や選手の能力、リハビリテーションの状況によって変わりますが、6-12ヶ月でスポーツに復帰します。移植された腱は術後経過中に少し弱くなってから再び強くなるという生物学的な成熟過程を経て完成されて行きます。一時的に弱くなる術後2~4カ月の時期には、再建靱帯を保護しながら安全にトレーニングを進めないとゆるんだり切れたりする事故が起きます。再建靱帯は初期治癒に6ヶ月、成熟するには9-48ヶ月を要すると報告されており(Pauzenberger L, et al. 2013, Claes S, et al. 2010)、ただがむしゃらに早くから動かせば早期復帰できるというものではありませんので、担当の医師や理学療法士の指示に従って、経過に応じたリハビリテーションを行うよう心がけて下さい。

質問10:手術の合併症にはどんなものがありますか?

答え10:以下のような合併症があげられます。

①術後の疼痛:術後一時的な痛み、腫れ、しびれなどが出ますが、いずれも1週間以内に治まってきます。手術当日など、痛みがつらい場合には鎮痛薬などを使用して治療します。

②術後知覚障害:靱帯を作るために取る腱の近くには細い神経が通っているため、術後にすねの外側や傷の周りに感覚が薄い部分が出来ることがあります。末梢神経の障害なので徐々に回復してきますが、最終的に触覚がやや鈍ることがあります。

③腱採取部の影響:ハムストリング腱を用いる場合―膝を曲げる働きをする主な3つの筋肉(半腱様筋、薄筋、縫工筋)のうちの1つないし2つの腱(半腱様筋と薄筋)を採取して再建靱帯を作ります。取った腱は1年ほど経つと再生してきますが、膝を深く曲げる筋力は少し低下します。膝蓋腱を用いる場合―膝の皿の骨(膝蓋骨といいます)とすねの骨(脛骨といいます)をつないでいる膝蓋腱の約1/3を採取して再建靱帯を作ります。膝蓋腱を用いる場合、正座など膝を深く屈曲したときに膝前面の痛みが出ることがあります。

④深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群):お腹や下肢の手術をすると、下半身を動かさずに寝ていることが原因で、下肢の静脈の中に血栓という血の固まりが出来ることがあります(深部静脈血栓症といいます)。通常この血栓は自然に無くなりますが、まれにリハビリなどの動作中に血液の流れにのって肺に運ばれ、そこでつまって突然死する事があります(肺血栓塞栓症といいます)。ACL再建術で肺血栓塞栓症を起こすことは極めてまれです。術後より足の曲げ伸ばしをして、じっと動かないでいる時間をなるべく短くすることが大切な予防法となります。万一肺血栓塞栓症が生じた場合には、酸素を吸入したり、血液を固まりにくくする薬を投与したりして対処します。

⑤細菌感染:ACL再建術は内視鏡を使った低侵襲手術で、手術中も関節内を洗浄しながら行うため、前十字靱帯再建術による術後感染症の発生率は0.5%程度と報告されています(前十字靱帯(ACL)損傷診療ガイドライン2019)。

⑥再断裂:靱帯を再建しても、残念ながら再断裂する恐れはあります。初めて再建術を受けてから5年間に再断裂する確率は2~10%とされています(前十字靱帯損傷診療ガイドライン2019)。再断裂する要因として、早すぎるスポーツ活動への復帰などが考えられます。

⑦その他:術中出血、アレルギーなど予測できない合併症が起こることもあり得ますが、そのつど対応致します。

質問11:白井聖仁会病院で手術を受ける場合の手順は?

答え11:外来で担当医と相談し手術を受けることが決まったら、入院の申し込み手続きと術前検査(採血、検尿、胸部レントゲン撮影、心電図など)を行います。通常、入院は手術予定日の前日になります。内科的疾患(糖尿病、脳梗塞など)の持病を治療中の場合は、早目に入院する可能性があります。

質問12:麻酔は全身麻酔ですか?

答え12:通常は全身麻酔と下半身麻酔を併用して行います。術後の痛みのコントロールのために硬膜外麻酔といって痛み止めの細い管を腰に留置しておくこともあります。

質問13:手術をすれば膝は一生もちますか?

答え13:手術は、あくまでも靱帯の代用物を作るもので、正常な靱帯を再生するものではありません。手術をして元通りのスポーツレベルに復帰しても、怪我をして再度ACLを損傷することもありますし、関節軟骨や半月板の変性(加齢による機能の低下)は少しずつ進行していきます。手術をすれば膝が一生持つわけではありませんが、不安定な膝のまま放置しておくよりは、膝のクッション(半月板や軟骨)が傷みにくくなると考えます。

質問14:使った金具は抜くのでしょうか?

答え14:金具はチタン合金製で、一生入れておいても問題のないものです。必ずしも抜去する必要はありませんが、「金具が入っていることが気になる」「金具を入れた部分が痛む」「金属アレルギーがある」という場合には、術後1年経過した時点で抜去します。

半月板損傷について

半月板損傷は、スポーツ外傷の中でも比較的頻度の高い疾患です。 ここでは、よくある質問に答える形で当院の治療方法につきお話していきます。

質問1:半月板とはどこにあり、どんな役割をしているのでしょうか?

答え1:半月板は膝関節の大腿骨(だいたいこつ:ふとももの骨)と脛骨(けいこつ:すねの骨)の間にあり、内側にあるものを内側半月板、外側にあるものを外側半月板と呼びます。半月板は三日月状をしており、膝関節を安定させる役割や、膝関節の衝撃を和らげるクッションの役割を果たしています。その成分は70%以上が水分で、残りはコラーゲンから主に構成されています。辺縁部30%を除いては血行に乏しく、一度損傷されると修復されにくい組織です。

質問2:半月板損傷とは?

答え2:膝に強い衝撃が加わったり、捻ったりした時に半月板に亀裂が入ると半月板損傷と呼びます。ときには半月板の損傷された部分が関節の中で引っかかることもあります。特にスポーツ中(サッカー、スキー、ラグビー、柔道など)の怪我で発症することが多いです。  半月板に含まれる水分は加齢とともに減少し、そのクッション性は低下していきます。そのため、高齢者では長年使用してきた半月板が擦り切れて膝の痛みの原因となることがあります。高齢者の半月板障害は多くの場合変形性膝関節症の一部分症と考えられます。

質問3:どのような症状がみられますか?

答え3:膝関節の痛み、腫脹、引っかかり感、膝が動かない、などの症状がみられます。特に膝を深く曲げると(正座やあぐらの動作)膝関節の痛みが出ることが多いです。損傷された半月板が膝関節の中で引っかかると、膝が動かなくなる症状(ロッキング)がみられます。

質問4:どのように診断するのでしょうか?

答え4:問診(膝を痛めたきっかけ、症状の経過など)や臨床症状(疼痛誘発検査、関節水腫など)を元に診断していきます。レントゲンでは半月板を見ることはできませんが、骨の損傷を確認するために撮影することがあります。以前は関節造影という検査が診断に有用でしたが、最近ではMRIという精密検査によって半月板の状態を直接調べることができます。現在の医療ではMRIが半月板損傷の診断に最も有用であるといえます。MRIにて損傷が疑われた場合、確定診断と治療をかねて関節鏡検査が行われます。

質問5:円盤状半月板(Discoid)とは?

答え5:通常、半月板の形は中心に穴の開いたドーナツ型をしています。しかしながら、この半月板の中心の穴がなく「円盤」のような形をした半月板を持っている人がいます。報告にもよりますが数%から十数%の人がこの円盤状半月板であるといわれています。円盤状半月板自体は病気ではなく、その人の体の特徴と考えられ、生涯を終えるまで無症状の人も多くいます。しかし、小児に起こる半月板障害の場合、円盤状半月板であることが多く、症状が続く場合は、二次的に関節軟骨の損傷を起こすため、手術的加療を検討します。

半月板①

質問6:どのような治療がありますか?

答え6:通常は怪我をして3か月程度は保存的に加療をします。スポーツをいったん中止し、膝の痛みが強い場合には松葉杖を使用します。3ヶ月が経過し、日常生活やスポーツを行うときに膝痛、ひっかかり感などの症状がある場合には手術加療を検討します。早期の競技スポーツ復帰を望む場合には積極的に手術を行っていきます。
手術療法では、以前は半月板全切除術が行われていましたが、半月板を切除することで将来的な変形性膝関節症のリスクが高まることが分かってきたため、現在ではできるかぎり半月板を温存する手術を行います。まず、関節鏡にて半月板の損傷の程度を確認し、縫合できる状態であれば半月板縫合術を行います。半月板の縫合できない場合には、傷んだ部分のみを切除する部分切除術を行います。関節鏡を用いるため、手術の創は小さく1cmの創が2.3箇所できます、また縫合術を行う場合には創が追加されます。当病院では創部を目立たなくするため吸収糸での埋没縫合を行っております。

半月板②

質問7:入院期間は何日でしょうか?

答え7:入院期間は通常は7日間、最短は4日間(入院→手術→術後2日目に松葉杖で退院)です。ACL損傷は比較的若い患者さまが多いため、当院では仕事・学校の事情を考慮して患者さまの希望に合わせて入院期間を決めていきます。特に早めの退院を希望されない場合は、7日間の入院となります。半分程度の患者さまが松葉杖を使用して退院します。

質問8:学校や仕事にはいつから戻れますか?

答え8:患者さまによって損傷の程度・術後の痛みや腫脹が異なるため一概には決められませんが、症状が落ち着いていれば、学校や仕事(デスクワーク)は退院後翌日から復帰可能です。軽作業は術後1ヶ月程度、重労働は術後3ヶ月程度で復帰可能です。

質問9:スポーツへの復帰はいつ頃からできますか?

答え9:競技種目や競技レベルによってことなりますが、部分的な復帰は3カ月、完全復帰は6カ月が目安となります。大事な試合があるなど、多少リスクを取ってでも早期復帰を望む場合は主治医にご相談ください。担当の医師や理学療法士の指示に従って、経過に応じたリハビリテーションを行うよう心がけて下さい。

質問10:手術の合併症にはどんなものがありますか?

答え10:以下のような合併症があげられます。

①術後の疼痛・腫脹:術後一時的な痛み、腫れ、しびれなどが出ますが、いずれも3週間程度で治まってきます。手術当日など、痛みがつらい場合にはそのつど対応致します。

②術後知覚障害:術後に創部の周囲の感覚が低下することがあります。末梢神経の障害なので徐々に回復してきますが、最終的に触覚がやや鈍ることがあります。

③細菌感染:手術した傷に細菌が感染すると、傷が化膿し関節に膿がたまることがあります。半月板手術は内視鏡を使った低侵襲手術で、手術中も関節内を洗浄しながら行うため、感染を生じるリスクは低く1%以下です。ただし一度感染が生じると治療が大変なので、予防のために抗生物質を使います。

④術後骨壊死:頻度は少ないですが、半月板治療後早期から膝に負担をかけすぎると、術後に骨壊死(骨が部分的に死んでしまう)が生じることがあります。この場合、松葉杖を使用する期間を延長し、膝関節の負荷を減らして経過をみます。

⑤再断裂:半月板は可能な限り温存するため、残存部や縫合部が再度損傷される可能性があります。

⑥その他:アレルギーなど予測できない合併症が起こることもあり得ますが、そのつど対応致します。

質問11:白井聖仁会病院で手術を受ける場合の手順は?

答え11:外来で担当医と相談し手術を受けることが決まったら、入院の申し込み手続きと術前検査(採血、検尿、胸部レントゲン撮影、心電図など)を行います。入院は手術前日になります。内科的疾患(糖尿病、脳梗塞など)の持病を治療中の場合は、早目に入院する可能性があります。

変形性膝(ひざ)関節症と骨切り術について

ここでは、日常よく診療する「変形性膝関節症」について、およびその外科的治療法の一つである骨切り術について、良くある質問に答える形で説明します。

質問1:変形性膝関節症とはどのような病気?

答え1:膝関節のクッションである軟骨がすり減り、関節炎や変形を生じて、痛みが起こる病気です。
日常生活の中で膝には常に負担がかかっています。骨と骨の間には軟骨と呼ばれるクッションがあり、膝関節への衝撃を和らげ吸収する役割を果たしています。加齢や病気などで軟骨が徐々にすり減ってくると、骨と骨とが直接ぶつかるようになり、膝の痛みの原因となります。

変形性膝関節症①

質問2:どのような症状がみられますか?

答え2:膝が痛む、曲げ伸ばしが十分にできない、膝が腫れる、膝が変形するなどの症状が見られます。 変形性膝関節症の患者さまに良くみられる症状として、①立ち上がりに痛む、②階段の昇り降りで痛む、③正座が痛くてできないという3つの症状があります。その他にも、膝に水が溜まる、膝がO脚(X脚になる場合もあります)になるといった症状も見られます。

質問3:変形性膝関節症の治療方法は?

答え3:まずは生活指導、運動療法、物理療法、装具療法、薬物療法などの保存的治療を行います。保存的治療で効果がえられない場合は、外科的治療(手術)を検討します。

生活指導:体重減少や普段履いている靴の見直しで膝への負担を軽減します。

運動療法:膝に負担をかけずに、柔軟性や筋力アップに効果のある運動がお勧めです。当院では横浜市鶴見区が作成した、膝痛を予防するための「ひざひざワッくん体操」を推奨しています。また、スポーツジムでの自転車こぎや水中歩行なども効果的です。

ひざひざワッくん体操
※画像をクリックすると拡大表示します。

物理療法:ホットパック、電気刺激、超音波などがあります。当院でも外来患者さまへの物理療法を行っています。近隣のかかりつけ医へご紹介することも可能です。

装具療法:整形外科外来では装具の作成も行っています。足底板、膝のサポーター(関節症の程度に応じて数種類あります)などを処方しております。また、一本杖を使用することも膝関節の負担軽減に役立ちます。

薬物療法:消炎鎮痛剤の投与、ヒアルロン酸の関節内注射などがあります。近隣のかかりつけ医への紹介も行っておりますのでご相談ください。

質問4:外科的治療(手術)にはどんな方法がありますか?

答え4:初期の変形性膝関節症や年齢の若い患者さま、またスポーツを積極的に行っていきたい患者さまに対しては、関節鏡視下手術(関節内部を関節鏡で見ながら、変形した半月板や軟骨、骨のでっぱりなどを除去する手術)や骨切り術(骨をくさび状に切ることでO脚を矯正する手術)が良い適応となります。変形が進んでいる場合や肥満、高齢の患者さまに対しては、人工の膝に置き換える「人工膝関節置換術」が良い適応となります。人工膝関節置換術は、骨を覆う金属(チタン合金、コバルトクロム合金、ジルコニアなどの材料です)とクッション(ポリエチレン)でできています。年齢、症状、肥満度、スポーツ活動の程度により手術の適応が変わりますので、分からないことがありましたら外来担当医にご相談ください。

変形性膝関節症②

質問5:骨切り術はどうやって行いますか?

答え5:骨切り術でもっとも良く行われるのは「高位脛骨骨切り術」という手術です。膝下の内側を8cmほど切開します。脛骨(すねの骨)を斜めに切り、変形の程度に合わせて脛骨に角度をつけます。体重が膝の真ん中にかかるように調整したら、人工骨を間に挟み、金属のプレートで固定をします。さらに半月板の損傷や軟骨の損傷が合併している場合は、それを修復する手術を追加で行うことがあります。半月板に対しては関節鏡を用いて縫合術や部分切除術を行います。軟骨損傷に対しては、マイクロフラクチャー(小さい傷をつけて出血させることで再生を促す方法)や骨軟骨移植などを行います。

変形性膝関節症③

当院では合併症を減らすためサージカルヘルメットを準備し、患者さまがより安全・安心な手術を受けることができるよう取り組んでおります。

手術室

質問6:入院期間とリハビリテーションについて

答え6:理学療法士に指導してもらいながら、手術翌日から起立、松葉杖を用いた歩行訓練を開始します。膝周りの筋力トレーニング、膝の曲げ伸ばしを良くする訓練、歩行・階段訓練などを行い、術後1-2週間で自宅退院となります。半月板や軟骨の処置を行った場合は、術後3週間から徐々に体重をかけ始め、術後6週間ほど松葉杖を使用していただきます。高齢の患者さま、変形の強い患者さまの場合、術後に転倒防止のための装具を使用してリハビリを行っていきます。

リハビリ室①リハビリ室②

質問7:手術前の注意点はありますか?

答え7:骨切り術を受けるまでに行っておくことについて説明します。

    内服中のお薬がありましたら、必ず担当医にその旨をお伝えください。血液をサラサラにする薬を内服中の場合、手術前に注視する必要があります。 喫煙者は禁煙してください。喫煙には肺機能の低下、感染リスクの増大などのデメリットがあります。最低でも、術前1ヶ月と術後1ヶ月の2ヶ月間は禁煙していただく必要があります。 むし歯の治療を済ませてください。歯科医師に骨切り術を受ける旨を伝え、むし歯等の治療を済ませてください。むし歯のまま手術を受けると、術後感染症を起こすリスクが高まります。
質問8:退院後のリハビリテーションについて

答え8:退院後も術後半年間は、膝の曲げ伸ばしや筋力訓練を自分で行うことが必要です。近所の病院での治療を希望される患者さまには治療内容、レントゲンなどを添付した紹介状を作成しますので、主治医にご相談ください。

質問9:手術後、自宅での生活はどうなりますか?

答え9:退院時にはまだ術後の痛みが残り、杖や装具を使用することが多いです。退院後の生活はなるべく洋式の生活をおくることをお勧めします。具体的には、椅子に座り、ベッドで寝起きし、洋式のトイレを用いましょう。床に直接座ったり、床に布団を敷いて寝る生活は術後数か月がたち、膝の曲げ伸ばしが十分できるようになってから始めてください。また、掃除をするときに、膝を床について拭き掃除をすることも術後膝の曲げ伸ばしが回復してから始めてください。

質問10:旅行やスポーツは楽しめますか?

答え10:退院後6ヶ月から1年が経つと筋力が回復し違和感がなくなってくるため、旅行やスポーツも楽しむことができるようになりますが、いくつか注意点があります。旅行に際しては長時間座りっぱなしの姿勢は良くないため、定期的に膝を屈伸したり歩いたりするよう心がけましょう。スポーツに関しては、ゴルフ、ゲートボール、水泳、テニス、スキー、ハイキングなどの膝の負担が軽度から中等度の競技は楽しむことができます。サッカー、野球、登山、マラソンなど膝に大きな負荷がかかるスポーツも手術前から経験があれば楽しむことができますが、膝の曲げ伸ばしの状態、筋力の状態が十分に回復してからとなりますので、主治医にご相談ください。

質問11:手術の合併症にはどんなものがありますか?

答え11:以下のような合併症があげられます。

①術後の疼痛:術後一時的な痛み、腫れ、しびれなどが出ますが、いずれも数日で治まってきます。手術当日など、痛みがつらい場合にはそのつど対応致します。

②深部静脈血栓症:この手術に限った合併症ではありませんが、お腹や下肢の手術をすると、下半身を動かさずに寝ていることがきっかけになって下肢の静脈の中の血液が固まり、血栓という血の固まりが出来ることがあります(深部静脈血栓症といいます)。普通この血栓は自然に無くなりますが、まれにリハビリなどの動作中に血液の流れにのって肺に運ばれ、そこでつまって突然死する事があります(肺血栓塞栓症といいます)。肺血栓塞栓症を起こすことはまれですが、何より予防が大切なので、手術の翌日から足を動かしたり、膝の曲げ伸ばしをしたりして、じっと動かないでいる時間をなるべく短くするよう指導致します(合併症予防のための早期リハビリテーション)。万一肺血栓塞栓症が生じた場合には、酸素を吸入したり、血液を固まりにくくする薬を投与したりして対応します。

③細菌感染:膝関節に細菌が進入する合併症で、その発生率は2%程度とされています。主に手術中に細菌が侵入したために発生する早期感染症と、術後、歯の病気、皮膚の傷などから二次的に細菌感染を起こす遅発感染症があります。糖尿病、関節リウマチ、ステロイド治療中、透析中の方は感染率が高くなります。感染症が早期であれば、金属プレートを温存する治療が可能ですが、多くの場合で再手術が必要となります。

④術後出血:当院では術後出血を減らすために、ドレーンクランプ法、薬物療法などを用いております。通常輸血を必要とするほどの出血は起こりませんが、出血量が多くなった場合には輸血を用いて対処いたします。

⑤その他:薬物アレルギー、ショック、神経血管損傷、など予測できない合併症が起こることもあり得ますが、そのつど対応致します。

質問12:金属プレートは抜去する必要がありますか?

答え12:骨切り術では、矯正した骨を金属のプレートで固定します。術後1年でしっかりと骨がついていたら、金属プレートの抜去を行います。そのときに関節鏡視で膝の軟骨や半月板のチェックも行います。

質問13:白井聖仁会病院で手術を受ける場合の手順を教えて下さい

答え13:外来で担当医と相談し手術を受けることが決まったら、入院の申し込み手続きと術前検査(採血、検尿、胸部レントゲン撮影、心電図、など)を行います。通常、入院は手術予定日の前日になります。内科的疾患(糖尿病、脳梗塞など)の持病を治療中の場合は、早目に入院する可能性があります。入院後に、病棟のオリエンテーションなどを行います。

質問14:麻酔は全身麻酔ですか?

答え14:通常は全身麻酔、下半身麻酔、神経ブロックを併用して行います。術後の痛みのコントロールのために硬膜外麻酔といって痛み止めの細い管を腰に留置しておくこともあります。

質問15:費用はどのくらいかかりますか?

答え15:診療点数は保険で決められていますが、2年ごとに見直されて変更されます。また、患者さまによって保険の種類が違うため(自己負担比率の差)ばらつきがあります。入院・手術にかかる費用については、患者さまごとに概算を行うことが出来ますので、必要な方は遠慮無く担当医もしくは1階総合受付にお尋ねください。

変形性膝(ひざ)関節症と人工膝関節置換術について

ここでは、日常よく診療する「変形性膝関節症」について、およびその外科的治療法の一つである人工膝関節置換術について、良くある質問に答える形で説明します。

質問1:変形性膝関節症とはどのような病気?

答え1:膝関節のクッションである軟骨がすり減り、関節炎や変形を生じて、痛みが起こる病気です。
日常生活の中で膝には常に負担がかかっています。骨と骨の間には軟骨と呼ばれるクッションがあり、膝関節への衝撃を和らげ吸収する役割を果たしています。加齢や病気などで軟骨が徐々にすり減ってくると、骨と骨とが直接ぶつかるようになり、膝の痛みの原因となります。

変形性膝関節症①

質問2:どのような症状がみられますか?

答え2:膝が痛む、曲げ伸ばしが十分にできない、膝が腫れる、膝が変形するなどの症状が見られます。 変形性膝関節症の患者さまに良くみられる症状として、①立ち上がりに痛む、②階段の昇り降りで痛む、③正座が痛くてできないという3つの症状があります。その他にも、膝に水が溜まる、膝がO脚(X脚になる場合もあります)になるといった症状も見られます。

質問3:変形性膝関節症の治療方法は?

答え3:まずは生活指導、運動療法、物理療法、装具療法、薬物療法などの保存的治療を行います。保存的治療で効果がえられない場合は、外科的治療(手術)を検討します。

生活指導:体重減少や普段履いている靴の見直しで膝への負担を軽減します。

運動療法:膝に負担をかけずに、柔軟性や筋力アップに効果のある運動がお勧めです。当院では横浜市鶴見区が作成した、膝痛を予防するための「ひざひざワッくん体操」を推奨しています。また、スポーツジムでの自転車こぎや水中歩行なども効果的です。

ひざひざワッくん体操
※画像をクリックすると拡大表示します。

物理療法:ホットパック、電気刺激、超音波などがあります。当院でも外来患者さまへの物理療法を行っています。近隣のかかりつけ医へご紹介することも可能です。

装具療法:整形外科外来では装具の作成も行っています。足底板、膝のサポーター(関節症の程度に応じて数種類あります)などを処方しております。また、一本杖を使用することも膝関節の負担軽減に役立ちます。

薬物療法:消炎鎮痛剤の投与、ヒアルロン酸の関節内注射などがあります。近隣のかかりつけ医への紹介も行っておりますのでご相談ください。

質問4:外科的治療(手術)にはどんな方法がありますか?

答え4:初期の変形性膝関節症や年齢の若い患者さま、またスポーツを積極的に行っていきたい患者さまに対しては、関節鏡視下手術(関節内部を関節鏡で見ながら、変形した半月板や軟骨、骨のでっぱりなどを除去する手術)や高位脛骨骨切り術(脛骨をくさび状に切ることでO脚を矯正する手術)が良い適応となります。変形が進んでいる場合や肥満、高齢の患者さまに対しては、人工の膝に置き換える「人工膝関節置換術」が良い適応となります。人工膝関節置換術は、骨を覆う金属(チタン合金、コバルトクロム合金、ジルコニアなどの材料です)とクッション(ポリエチレン)でできています。年齢、症状、肥満度、スポーツ活動の程度により手術の適応が変わりますので、分からないことがありましたら外来担当医にご相談ください。

変形性膝関節症④

質問5:人工膝関節置換術はどうやって行いますか?

答え5:膝の前面を切開します。「骨棘」と呼ばれる変形した骨を切除し、大腿骨、脛骨(および膝蓋骨)の痛んだ部分を削ります。金属の形にあうように骨を形成していき、骨セメントと呼ばれる接着剤を用いて人工関節を骨に固着して手術を終わります。膝蓋骨(お皿の骨)も必要に応じてポリエチレンで置換します。最近では技術革新により患者さまの変形の程度や体格などにより異なりますが、10-15cmの小さい傷で手術を行うことが可能となりました。
また、当院では人工関節手術の合併症を減らすためサージカルヘルメットを準備し、患者さまがより安全・安心な手術を受けることができるよう取り組んでおります。

手術室

質問6:入院期間とリハビリテーションについて

答え6:理学療法士に指導してもらいながら、手術翌日から起立、歩行訓練を開始します。膝周りの筋力トレーニング、膝の曲げ伸ばしを良くする訓練、歩行・階段訓練などを行い、概ね術後3,4週間で歩行が安定したら自宅退院となります。高齢の患者さま、変形の強い患者さま、骨粗しょう症のある患者さまの場合、術後に転倒防止のための装具を使用してリハビリを行っていきます。
膝の半分のみを置換する人工膝関節単顆置換術の場合は、術後疼痛が少なく回復が速いため、術後1週間で自宅退院となります。

リハビリ室①リハビリ室②

質問7:手術前の注意点はありますか?

答え7:人工膝関節置換術を受けるまでに行っておくことについて説明します。

    内服中のお薬がありましたら、必ず担当医にその旨をお伝えください。血液をサラサラにする薬を内服中の場合、手術前に注視する必要があります。 喫煙者は禁煙してください。喫煙には肺機能の低下、感染リスクの増大などのデメリットがあります。最低でも、術前1ヶ月と術後1ヶ月の2ヶ月間は禁煙していただく必要があります。 むし歯の治療を済ませてください。歯科医師に骨切り術を受ける旨を伝え、むし歯等の治療を済ませてください。むし歯のまま手術を受けると、術後感染症を起こすリスクが高まります。
質問8:退院後のリハビリテーションについて

答え8:退院後も術後半年間は、膝の曲げ伸ばしや筋力訓練を自分で行うことが必要です。近所の病院での治療を希望される患者さまには治療内容、レントゲンなどを添付した紹介状を作成しますので、主治医にご相談ください。

質問9:手術後、自宅での生活はどうなりますか?

答え9:退院時には杖や装具を使用することが多いですが、必ず要するものではありません。退院後の生活はなるべく洋式の生活をおくることをお勧めします。具体的には、椅子に座り、ベッドで寝起きし、洋式のトイレを用いましょう。床に直接座ったり、床に布団を敷いて寝る生活は起き上がり動作のときに膝に負担がかかるため避けることが望ましいです。また、掃除をするときに、膝を床について拭き掃除をすることは避け、掃除機などで起立したまま掃除をすることをお勧めします。

質問10:旅行やスポーツは楽しめますか?

答え10:退院後6ヶ月から1年が経つと筋力が回復し違和感がなくなってくるため、旅行やスポーツも楽しむことができるようになりますが、いくつか注意点があります。旅行に際しては長時間座りっぱなしの姿勢は良くないため、定期的に膝を屈伸したり歩いたりするよう心がけましょう。また、人工膝関節は空港の金属探知機に反応する場合があります。人工関節の手術を受けたという証明書を発行しますので担当医にお伝えください。スポーツに関しては、ゴルフ、ゲートボール、水泳、テニス、スキー、ハイキングなどの膝の負担が軽度から中等度の競技は楽しむことができます。ただし、サッカー、野球、登山、マラソンなど膝に大きな負荷がかかるスポーツは人工膝関節の寿命を縮めることになりますのでお勧めできません。このような激しいスポーツを希望する患者さまは高位脛骨骨切り術を検討しますので、主治医にご相談ください。

質問11:手術の合併症にはどんなものがありますか?

答え11:以下のような合併症があげられます。

①術後の疼痛:術後一時的な痛み、腫れ、しびれなどが出ますが、いずれも数日で治まってきます。手術当日など、痛みがつらい場合にはそのつど対応致します。

②深部静脈血栓症:この手術に限った合併症ではありませんが、お腹や下肢の手術をすると、下半身を動かさずに寝ていることがきっかけになって下肢の静脈の中の血液が固まり、血栓という血の固まりが出来ることがあります(深部静脈血栓症といいます)。普通この血栓は自然に無くなりますが、まれにリハビリなどの動作中に血液の流れにのって肺に運ばれ、そこでつまって突然死する事があります(肺血栓塞栓症といいます)。肺血栓塞栓症を起こすことはまれですが、何より予防が大切なので、手術の翌日から足を動かしたり、膝の曲げ伸ばしをしたりして、じっと動かないでいる時間をなるべく短くするよう指導致します(合併症予防のための早期リハビリテーション)。万一肺血栓塞栓症が生じた場合には、酸素を吸入したり、血液を固まりにくくする薬を投与したりして対応します。

③細菌感染:膝関節に細菌が進入する合併症で、その発生率は2%程度とされています。主に手術中に細菌が侵入したために発生する早期感染症と、術後、歯の病気、皮膚の傷などから二次的に細菌感染を起こす遅発感染症があります。糖尿病、関節リウマチ、ステロイド治療中、透析中の方は感染率が高くなります。感染症が早期であれば、人工関節を温存する治療が可能ですが、多くの場合で再手術が必要となります。関節内を洗浄する方法や、一度人工関節を抜去し感染が治ったら再度人工関節を入れなおす手術方法があります。

④術後出血:当院では術後出血を減らすために、ドレーンクランプ法、薬物療法などを用いております。通常輸血を必要とするほどの出血は起こりませんが、出血量が多くなった場合には輸血を用いて対処いたします。

⑤その他:薬物アレルギー、ショック、神経血管損傷、など予測できない合併症が起こることもあり得ますが、そのつど対応致します。

質問12:人工関節の素材や耐久性について教えてください

答え12:さまざまな機種により違いがありますが、大腿骨の金属はコバルトクロムもしくはジルコニウム、脛骨の金属はチタン合金で作られているものがほとんどです。金属の間に挟むクッションは高密度のポリエチレンで作られています。強固に固定しますので、人工膝関節置換術を受けられた患者さまでもMRI検査を受けることは可能です。耐久性については患者さまの骨粗鬆症(骨のもろさ)の程度、術後の活動性の程度によって異なりますが、技術も道具も進歩しており、現在の人工関節は15年から20年はもつとされています。

人工関節

質問13:手術前の痛みはどの程度改善しますか?

答え13:痛みの改善に関しては、個人差が存在しますが、平均すると術後1週間で手術前の痛みより軽減し、術後3週間で約3分の1程度になります。当院では術直後の痛みを軽減するため、術中に神経ブロックや硬膜外麻酔などを行っております。これにより、術直後の痛みを軽減することができ、早期よりリハビリテーションを行うことができます。また、退院後も半年ほどすると人工関節が体に馴染んできますので更に痛みは軽減します。

質問14:白井聖仁会病院で手術を受ける場合の手順を教えて下さい

答え14:外来で担当医と相談し手術を受けることが決まったら、入院の申し込み手続きと術前検査(採血、検尿、胸部レントゲン撮影、心電図、など)を行います。通常、入院は手術予定日の前日になります。内科的疾患(糖尿病、脳梗塞など)の持病を治療中の場合は、入院が早まる可能性があります。入院後に病棟のオリエンテーションなどを行います。

質問15:麻酔は全身麻酔ですか?

答え15:通常は全身麻酔、下半身麻酔、神経ブロックを併用して行います。術後の痛みのコントロールのために硬膜外麻酔といって痛み止めの細い管を腰に留置しておくこともあります。

質問16:費用はどのくらいかかりますか?

答え16:診療点数は保険で決められていますが、2年ごとに見直されて変更されます。また、患者さまによって保険の種類が違うため(自己負担比率の差)ばらつきがあります。入院・手術にかかる費用については、患者さまごとに概算を行うことが出来ますので、必要な方は遠慮無く担当医もしくは1階総合受付にお尋ねください。